忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ワタリガニの特徴

ワタリガニの標準和名は、ガザミといいます。
ガザミとはハサミのことで二つありますが、一つは大きくもう一つは小さめのハサミです。
大きいほうのハサミで敵と戦い、小さいほうのハサミはものを食べるときに使われています。

第5脚が舟の櫂のようになっており、これを使って泳ぎながらかなり遠くまで移動することからワタリガニという呼び名がつけられこの名のほうがよく知られています。

また月夜に群れをなして泳ぐため「月夜ガニ」と呼ばれたり外見の形から「菱ガニ」とも呼ばれたりしています。

第2脚から第4脚までは普通のカニと同じ脚ですが第5脚はひれのように扁平になっていて遊泳脚となっていてすばやく泳ぐことができます。

ワタリガニの甲は横長の菱形で、甲の周りには棘がついています。
第9棘は最も長くて側方へ飛び出しています。

オスは青みの強い色で腹部の幅が狭く腹蓋も狭いのに対して、メスのほうは腹部の幅が広く腹蓋も左右に広く丸みもあるので、オスメスの区別は容易です。

カニは、敵から身を守るために自ら脚を切り落として逃げる習性があります。
これを自切といいます。

ワタリガニは、カニの中でも自切しやすいカニです。
また活きがいいものほど自切しますので、輸送中は自切しないようにカニをゴムなどでしばっておきます。
PR