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ワタリガニの名前の由来

ワタリガニと呼ばれるカニがありますが、標準和名はガザミという名です。
このガザミは十脚目ワタリガニ科というものに属していて、名前の科の部分にワタリガニとついていて少しわかりにくいものです。

それではガザミはなぜワタリガニと呼ばれているのでしょうか。
このガザミは第五脚が平でひれのようになっており、この部分の足で泳ぐといわれています。

非常にわかりやすい英語名はSwimming Crab(泳ぐカニ)と呼ばれています。
ワタリガニという名がついたのは、夜に海を泳いで渡ることから由来しているようです。

海を渡るといっても当然船で渡るわけではありません。
つまり第五脚が泳ぐために発達していて、広範囲に海を泳いでいる様からついた名前の
ようです。

このガザミの生息帯は、北海道以南または東北以南とか、東北でも青森以南に生息しているとかいろいろな説があります。
つまり寒いところにはいないということです。

このガザミが泳ぐ姿は横泳ぎで、しかも海面に浮いて泳ぐようです。
しゅんは雄には特になく、雌は11月~12月に卵を持つのでそのころがしゅんとされています。
タラバガニやズワイガニ、また毛ガニなどとまた違った味覚を味わうのもよろしいのではないでしょうか。
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